cacls
アクセス権の設定・表示をする
ファイルやフォルダのACL(Access Control List)を設定・表示する。
cacls setup.exe |
setup.exeのアクセス権を表示する |
cacls setup.exe /e /p Domain\User:F |
Domain\Userユーザの権限をフルコントロールに変更する |
cacls setup.exe /g Domain\Administrator:F |
setup.exeへのアクセス権をDomain\Administratorのみにする |
続き
comp
2つのファイルをバイナリ比較する
2つのファイルをバイナリベースで比較する。テキストファイルも比較可能だが、バイナリベースでの比較となる。基本的に比較するファイルは同一サイズである必要がある。
comp text1.txt text2.txt |
text1.txtとtext2.txtを比較する |
comp |
対話型形式で比較する(順次入力を促される) |
comp text1.txt text2.txt /L |
相違行の行番号を表示する |
続き
copy
ファイルをコピーする
ファイルをコピーする。複数のファイルを1つのファイルに結合も可能。ワイルドカードの使用もできる。複数のファイルをコピーするときは、コピー元([source file])として複数のファイルを指定する。ワイルドカードを使うか、ファイル名を"+"で連結する。
copy text1.txt text2.txt |
text1.txtをコピーする |
copy *.txt sample¥ |
全てのテキストファイルをsampleフォルダ下にコピーする |
copy *.txt bkup_*.bat |
名前と拡張子を変更してコピーする |
copy text1.txt+text2.txt text3.txt |
text1.txtとtext2.txtを結合してtext3.txtとしてコピーする |
copy con text1.txt |
キーボード入力をtext1.txtに出力する |
続き
del
ファイルを削除する
指定したファイルを削除する。ディレクトリを指定した場合は、ディレクトリ内全てのファイルを削除する。ディレクトリの削除は出来ないので、ディレクトリを削除するときはrmdir(rd)を使用する。ワイルドカードの使用もでき、スペース、コンマ、セミコロンでファイル名を区切る。
del C:\text1.txt |
text1.txtを警告無しで削除する |
del C:\test\ |
\test下を全て削除する(警告あり) |
del *.* |
現在のディレクトリ内の全てのファイルを削除する |
del /p test.txt |
test.txtを確認メッセージ表示後に削除する |
続き
dir
ファイル・ディレクトリの情報を表示する
ファイルやディレクトリの情報を表示させることができる。
dir |
カレントディレクトリの情報を表示 |
dir *.txt |
テキストファイルのみの情報を表示 |
dir /Q |
所有者も表示 |
dir /a:d /s |
サブディレクトリも含め、ディレクトリすべてを表示 |
続き
fc
2つのファイルを比較して違いを表示する
2つのファイルを比較して相違点を表示する。基本的には、行単位でテキストファイルを比較するのに使用する。
fc test1.txt test2.txt |
test1.txtとtest2.txtを比較する |
fc /n test1.txt test2.txt |
比較結果を表示する際に行番号も表示する |
fc /a test1.txt test2.txt |
ファイルをASCIIモードで比較し、結果を省略形式で表示する |
fc /b test1.bat test2.bat |
ファイルをバイナリモードで比較する |
続き
find
ファイルの中からテキスト文字列を検索する
ファイルの中からテキスト文字列を検索する。検索対象のパス指定が無ければ、プロンプトで入力されたテキストまたは別のコマンドからパイプ処理で渡されたテキストを検索する。
find "Char" sample.txt |
sample.txtの中からCharを検索する |
find /I "Char" sample.txt |
sample.txtの中から大文字/小文字を区別せず、charを含む行を表示する |
find /V "Char" sample.txt |
sample.txtの中からCharを含まない行を表示する |
続き
findstr
文字列や正規表現を使って文字列を検索する
ファイルの中からテキスト文字列を検索する。検索対象のパス指定が無ければ、プロンプトで入力されたテキストまたは別のコマンドからパイプ処理で渡されたテキストを検索する。正規表現の使用ができる。
findstr test sample.txt |
sample.txtの中からtestを検索する |
findstr /N /C:"test char" sample.txt |
sample.txtの中から"test char"が含まれる行を行番号を付けて表示する |
findstr "test char" sample.txt |
sample.txtの中から"test"もしくは"char"が含まれる行を表示する |
findstr /X "test char" sample.txt |
sample.txtの中から"test char"と完全に一致する行を表示する |
続き
ftype
拡張子に関連付けられているアプリケーションを設定する
ファイル拡張子の関連付けに使われるアプリケーションや設定を表示・変更する。
ftype |
現在設定されている拡張子とアプリケーションの関連付けを表示する |
ftype txtfile |
拡張子「.txt」に関連付けられているアプリケーション情報を表示する |
ftype txtfile="%ProgramFiles%\Windows NT\Accessories\WORDPAD.EXE" "%1" |
拡張子「.txt」に関連付けられているアプリケーション情報を変更する |
続き
more
ファイルの内容を表示する
コマンドプロンプトの1画面ごとにファイルの内容を表示する
more test.txt |
test.txtを表示する |
more test.txt test2.txt |
test.txtとtest2.txtを続けて表示する |
more *.log |
拡張子がlogのファイルを全て表示する |
続き
move
ファイルを移動する
ファイルを移動する。指定方法によって、名前の変更にすることも可能。ワイルドカードの使用もできる。
move *.txt \sample |
すべてのテキストファイルを\sample下に移動する |
move \dir1 \dir2 |
ディレクトリごと移動する(同一ディレクトリ内での移動=名前の変更) |
move text1.txt text2.txt |
text1.txtの名前をtext2.txtに変更する |
続き
print
テキストファイルを印刷する
テキストファイルを印刷する。ワイルドカードの使用もできる。
print text1.txt |
text1.txtを印刷する |
print text1.txt \\network\printer |
text1.txtをネットワークプリンタを使って印刷する |
続き
recover
欠陥ディスクからファイルを回復する
欠陥ディスクからファイルを回復する。
recover test1.txt |
test1.txtを回復させる |
続き
ren / rename
ファイル名やディレクトリ名を変更する
ファイル名やディレクトリ名を変更できる。変更前のファイル・ディレクトリ名と、変更後のファイル・ディレクトリ名を指定して利用する。ワイルドカードを利用することで、複数のファイル名の一括変更が可能。
ren test1.txt test2.txt |
「test1.txt」を「test2.txt」に変更する |
ren IMG*.jpg PIC*.jpg |
IMGで始まるJPEGファイルをPICで始まるように置換する |
続き
robocopy
ファイルやフォルダのユーザ情報を維持したままコピーする
ディレクトリごとファイルをコピーする。ワイルドカードを利用したコピーを始め、条件を指定してのコピーやエラー時の再試行、ログの記録など、多彩な機能を持つ。フォルダ同期やバックアップ目的でも利用される。
robocopy C:¥sample F:¥sample |
CドライブからFドライブにディレクトリごとコピーする |
robocopy C:¥sample F:¥sample *.txt |
ワイルドカードを利用して、テキストファイルのみをコピーする |
robocopy C:¥sample ¥¥TargetServer¥sample /MIR /XD temp /R:1 |
CドライブからTargetServerにディレクトリごとコピーするが、tempフォルダは除外し、再試行は1回のみとする |
robocopy C:¥sample F:¥sample /MAXAGE:20100101 /log+:C:¥Temp¥Log_robocopy.txt |
最終更新日が2010年1月1日より新しいディレクトリ/ファイルをコピーするとともに、ログファイルを出力する |
続き
sort
データを並べ替える
行単位でデータを並べ替える。
sort /+3 test1.txt |
3桁目から比較する |
sort /r test1.txt |
逆順でソートする |
続き
type
ファイルの内容を表示する
テキストファイルなどの内容を画面表示する。ワイルドカードの使用もできる。
type text1.txt |
text1.txtの内容を表示する |
type *.txt |
すべてのテキストファイル(拡張子:txt)を表示する |
続き
xcopy
ファイルをディレクトリ構造ごとコピーする
ディレクトリごとファイルをコピーする。隠し属性やシステム属性ファイルなどをそのままコピーすることが可能。ワイルドカードの使用もできる。
xcopy C:\sample F:\sample |
CドライブからFドライブにディレクトリごとコピーする |
xcopy C:\sample F:\sample /D:01/01/2007 |
2007年1月1日以降に更新されたディレクトリ/ファイルをコピーする |
xcopy \\Server1\Share\* D:\Backup /D /S /R /Y /I /K |
上書き確認を行わずにディレクトリ/ファイルをコピーする |
続き
|