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引き起こされる問題

 セキュリティの設定を適切に行っておかないと何が問題か、いくつか考えられる事例をあげておきます。

1.データの盗聴

 セキュリティ設定がなされていない無線LAN環境においては、外部からのデータ盗聴が容易になります。電波が届いている範囲ならば、建物の中でなくても、データを傍受することが可能になるからです。暗号化をしていない場合は、容易に内容を盗聴することができます。

2.インターネット接続のただ乗り

 無線LANでは、通常は隣りの家程度まで無線が届くため、設定が適切に行われていないと周囲からでも利用できてしまいます。

 また誰でも利用できるようにしておくと、周囲の利用者が意図的ではなく、知らない間にネットワークを利用していた、と言うこともありえます。これは、無線LANを自動検出する設定にしておくと陥りやすいです。この場合、逆に自分の通信内容を本来の利用者が見られる状態になっていますので、利用する側もちゃんと自分の意図したアクセスポイントに接続されているのか、注意が必要です。


3.LAN経由で他のパソコンへアクセス

 オフィスなどにおいて複数台のパソコンでネットワークを組んでいる場合、設定によっては外部の接続者から他のパソコンの中まで見られるようになっていることもあるので設定をしっかりと行う必要があります。